テオバルト
相澤政宏特別実習講座 ☆ 参加者体験記
原 純
子 さん (群馬県)
初めてこの講座に参加しました。
趣味で始めたフルート。小学校の教員をしています。
少しずつではありますが、子どもたちの前で演奏する機会が増えてきました。
『アルルの女・メヌエット』名曲中の名曲。「吹いて。」と言われるのですが、
音の跳躍しているところが、自信をもって吹くことができません。
そんな時この講座を知りました。
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相澤政宏先生の一人ひとりの音を聴いてご指導される丁寧さには感激しました。
響きをよくするための「音作り」。息やおなかの支え、ヴィブラートをかけたり、
ヴィブラーとなしで吹いたり。ロングトーンやスケールなど基本の練習が大切だということが
よく分かりました。やはり日頃の積み重ねが大事なのですね。
また、普段一人で吹いていることが多いので、みなさんと合わせた『カロミオベン』
『水上の音楽』よりのアンサンブルはハーモニーの調べにのって楽しく吹けました。
幸運なことに公開レッスンのチャンスをいただき、シュテックメスト作曲の
『歌の翼による幻想曲』をピアノ付きでレッスンしていただきました。
人前で吹く緊張感、貴重な経験でした。ありがとうございました。
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ミニリサイタル。初めて聴く相澤先生の演奏、素晴らしかったです。
テクニックもさることながら、柔らかい温かい音色、心にしみ入りました。
「フルートをやっていて良かったな。」と思った瞬間でした。
主催していただいたテオバルトさんに感謝申し上げます。
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今、79歳になる父が病院に入院しています。
7時間にも及ぶ心臓のバイパス手術を受けました。
その病院のロビーには白いグランドピアノがあります。
時々、ボランティアコンサートがあるそうです。
ここで『歌の翼による幻想曲』を演奏して、父に聴いてもらいたい。
そんな思いで相澤先生に教えていただいたことを忘れないように練習に励んでいます。
お世話になった皆様に感謝の気持ちを込めて「美しい音色で吹けますように」と。