第17回
夏期フルートセミナー 開催報告
左より3人目から、雨宮先生、木ノ脇先生、柴田先生
日程 ● 平成23年 7月 16日(土)〜18日(月・祝) 2泊3日 開催地 ● 苗場 ホテルムサシ
17回を数えるテオバルト恒例の夏期セミナー、
今回は、大震災の影響もあり、歴代最小人数での開催となりましたが、中止せず無事に開催できましたこと、
先生方はじめ、ご参加の方々、関係の皆様のお陰と、心から感謝申し上げます。
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猛暑の東京を離れ、苗場での恒例テオバルト夏期セミナー、充実の3日間が終了しました。
お天気にも恵まれ、ご参加の皆様には心地よい風と緑と共にフルート三昧の時間を堪能されたことと思います。
柴田先生の充実基礎レッスンはもちろん、
ゲスト講師、木ノ脇道元先生は、具体的な表現技法を分かりやすくご説明くださり、
イメージにとどまらない『やり方』、
できなかったことができるようになるためのヒントを沢山いただけるレッスンでした。
ピアノ伴奏をお引き受けくださっているアシスタント講師の雨宮先生のレッスンは、
フルートとピアノを自在に演奏・指導してくださるので、
不安いっぱいでご参加くださった方からも「安心して吹ける!!」と大好評。
また、レッスンとは別の伴奏も快くお引き受けくださり、沢山あわせてくださって
憧れの生ピアノでの演奏を実現できた、という方もあったと思います。
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恒例のお楽しみ、ミニリサイタル
柴田先生は「ドニゼッティ/ソナタ」
木ノ脇先生は「ホリガー/テール」とご自身のオリジナル曲
トリオはおなじみ「ドップラー/アンダンテとロンド」
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今回の目玉企画/スペシャルレクチャー『現代奏法の基礎知識』
ホリガー作曲「テール」を徹底解体
見たことのない怪しい記号ばかりの楽譜の注釈を、一つひとつ実演しながら説明してくださり
現代音楽のスペシャリストならではのレクチャーを堪能。
ミニリサイタルで演奏された曲を、詳しい解説の後に、もう一度、楽譜を見ながら聴かせてくださいました。
難しかったけれど、難解なだけに聞こえる現代曲も、実はしっかり楽譜通りであり、
作曲家の意図、作品にこめられている意味があるということ、
「めちゃくちゃに吹いてるわけではない」ということが分かっただけでも収穫…という感想もありました。
ホイッスルトーンに全員でチャレンジ
特殊奏法の実践、課題として取り組んでいる音大生
「現代曲は、バッハやモーツァルトの延長線上にあるものではない、と思ってください。」
興味深かったのは、現代音楽における特殊奏法は、様々な民俗音楽の影響を受けているということ。
呪術的な要素として精霊の存在を表す不思議な音や、途切れることが許されない「息/呼吸」など、
例えば循環呼吸や重音、ホイッスルトーン等の形で、音楽の中に組み込まれているー。
こうして独特の「美意識」の世界が成立していくのかもしれません。
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夜はバーベキュー 木ノ脇先生は焼き方も手際良い!!
柴田先生はヘラを片手に酔っ払いモード・・・
初めて会ったばかりでも、すっかり和気藹々ー
夜中のパーティー
宴会モートの中、雨宮先生に伴奏をおねだりし、バッハのソナタを披露してくださった音大生
即席カルテット
初参加、アンサンブルも始めてだけど、しっかりデビューの方も…
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レッスン風景 木の脇先生レッスン
ブレスはここでしっかり取るー。
柴田先生レッスン
ここのフレーズ、一オクターブ上げたらカッコイイよね
ピアニストの雨宮先生実はフルートもご指導くださいます
トリオのグループ参加、アンサンブルをみっちりレッスン
雨宮先生の伴奏つきレッスン
「ピアソラ/タンゴの歴史より〜カフェ1930」を暗譜で模範演奏、木ノ脇先生ライブさながら・・・。
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いっぱい試奏、テオバルトが引っ越してきたみたい!?
やっぱりゴールドのフルートが欲しい・・・
テオバルト技術スタッフによる楽器の点検・調整、無料でしています。
バネのタッチね、少し強くしましょうか。
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最終日、発表会の様子
来年も、一層充実した3日間を目指して開催します。
どうぞお楽しみに!!
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次回日程 ● 平成24年 7月 14日(土)〜16日(月・祝) 2泊3日
開催地 ● 苗場 ホテルムサシ
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柴田先生の「ザ・フルート・カルテット」演奏会 チケット好評発売中!!
平成23年10月17日(月) 杉並公会堂(荻窪)
当日3000円のところ 前売2500円 (学生2000円)
ご希望の方、郵送いたします。お申込みはお電話かメールでー
03‐5983-0711 メールはココから
※お名前・お電話番号を必ずお書き添えください。
これまでの夏期セミナーの様子・・・ 第16回(平成22年)
第15回(平成21年) 第14回(平成20年) 第13回(平成19年) 第12回(平成18年)
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